借方・貸方?
簿記を行う上で避けては通れないと思われている、借方貸方の話。
借方とか貸方というのは、便宜上使われている言葉に過ぎません。
なので、この言葉に意味はほぼ0です。
覚え方があるんですよね。
借方の「り」の最後のはらいが向く先が左だから左が借方〜って。
貸方の「し」の最後のはらいが向く先が右だから右が貸方〜って。
僕も同じように覚えましたが、正直、これの説明というか用語はなくても良いのでは?と思います。
説明をする上、説明しやすさを考えると借方貸方と使った方が楽です。
でも、初心者さんがそこを覚える必要があるか、と考えると・・・。
いらない。
という結論に達しました。
なので、この初心者講座では借方貸方という言葉を使わないことにします。
授業や講座を取っていて、教師の説明が借方貸方なんですが、という人は頑張って覚えてください。
あと、今までの記事を見るときに困る、という方は紙に、「借方が左、貸方が右」とメモして読んでください。
この「初心者講座」というタグが付いているページでは不要なので、安心してください。
資産・負債・収益・費用?
次に出てくる用語がこれですね。
こちらは意味があるので、覚えることに意義はあります。
と言っても、おそらく大体の検討は付くと思いますよ。
「○○費」と書いていたら、上の4つのうちどれに入ると思います?
なんとなく、「費用」に入りそうですよね。
「費」って付いてるし・・・。
あとは名前から大体想像付きますよ。
問題なのが、貸倒引当金や経過勘定くらいです。
これは追々説明していきますので、お楽しみに!
簿記で覚えること
先ほどから、覚えなくて良いものばかりの紹介ですが、覚えるべきものはあります。
まずは「勘定科目」。
これは覚えていないと話になりません。
これを知らずに試験に行くと確実に爆死しますのでご注意ください。
次に「現金の増減と左右」。
これは覚えていなくても合格できますが、覚えているとわかりやすくなるため、覚えるのを推奨します。
詳しくは次回以降説明していきますね。
最後に「残高試算表・精算表の書き方」。
これは、簿記試験で重要な項目になります。
仕訳を覚えることが優先事項ですが、そのあとにすべきなのが上の2つの書き方です。
と言っても、書き方に難しいルールは存在しないので、あまり身構えずにいてください。
これ以外でおそらく覚えることはないでしょう。
と言っても、これは大きく分けての話です。
覚えた方が良いことは上げ始めるとキリがありません。
しかし、僕は覚えるという行為が苦手で嫌いです。
なので、覚えることはできる限り減らしていきます。
まとめ
これからのページでは、借方貸方という言葉は使用しません。
資産・負債などの項目でややこしいもの以外は言及しません。
勘定科目について深く説明することはしません。
この3つは決定事項です。
勘定科目について深く説明しているページはすでに作成していますので、「理解を高める考え方」のタグから興味があるもののページに飛んでください。
とにかく、初心者さん講座では徹底的に解き方だけを説明していきます。
難しい言葉の説明はできる限り減らしていきますので、最後までお付き合いしてくれると嬉しいです。
次回予告
仕訳の基礎と現金のお話。