初心者講座

初心者さん講座4回目 売上

前回までの復習

仕訳にはテンプレートが存在します。

(○○○)××× (○○○)×××

 

仕訳は左右で因果関係を表している。

「店のお金が増えた(減った)」が結果になることが多い。

 

店の現金が増える取引ならの○に「現金」が入る。

店の現金が減る取引ならの○に「現金」が入る。

 

上の2つを踏まえると、仕入れ取引の場合は以下のような形になる。

(仕入)××× (お金)×××

 

 

仕入の形の右側の「お金」という名前については次回以降説明していきますね。

 

復習はこれくらいで、今回の主題に入っていきましょう。

 

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売り上げ

「お店が商品を売った」という取引になります。

みなさんが知っている意味と全く変わりません。

なので、問題文を読んで「売り上げに関する取引だ」と判断することは実に容易いです。

 

仕訳の形なんですが、今回は仕入れとは逆にお金が入ってくる方ですよね。

前回の例の続きとして考えてみましょう。

前回は「100円のキャベツを仕入れ、代金を現金で支払った」という取引でした。

その続きということで、今回の例題はこちらです。

例)先日仕入れたキャベツを150円で売り上げ、代金は現金で受け取った

問題文に書かれている通りです。

今回は売り上げた、ということで使用する科目は「売上」になります。

仕訳で使用する言葉は大体ひらがなが使用されません。

なので、ひらがなを入れてしまわないよう気をつけていきましょう。

 

今回の問題を図に表すとこのようになります。

簡単ですよね。

キャベツを渡して、お金を受け取った。

この場合重要なのは「お金を受け取った」という点。

復習でも書きましたが、今回現金を受け取ったということで現金が増えました

ならば、仕訳では右と左、どちらに入るのでしょうか。

 

答えは「左」ですよね。

なので、左に今回は受け取ったのが現金なので、現金と書きましょう。

反対側には「現金が増加した理由」が入るのでしたよね。

(復習で「お金が増えた」が結果になる、とあるので、反対側には理由が入るはず。)

今回の理由は何か。

「キャベツを売り上げたから」ですよね。

なので、現金の反対側である右に「売上」が入ります。

 

(現金)150 (売上)150

 

もう1問

例)当店は商品を売り上げ、代金500円を現金で受け取った。

まず問題が書かれていた場合、まず確認するのは「現金などのお金がどうなったか」というところ。

今回の問題では最後に「現金を受け取った」とあるので、現金が増えています。

その情報を手掛かりに、テンプレートへ書き込んでいきます。

(○○○)××× (○○○)×××

現金が増えたので、左の○に現金が入ります。

右側の○には売上が、金額は問題文で受け取った金額を使用。

 

(現金)500 (売上)500

 

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まとめ

今回の例題は答えの金額が違うだけで形は同じですよね。

(お金)××× (売上)×××

これが売り上げの取引で行う仕訳のテンプレートになります。

仕入れの時同様、これを覚えると素早く回答できるでしょう。

 

これからは毎回出てくる単語を覚えることが重要になります。

頑張っていきましょう。

 

次回

 当座預金について

 

 

 

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