これから簿記を受験しようと考えている方、もしくは授業で仕方なく簿記を受験する方々に向けての記事となります。
甘い言葉というよりも、端的な真実のみをツラツラと書き並べていきますので、簿記3級に興味がある人はご覧になってください。
日商簿記3級の合格に必要な勉強時間は大体100時間
ズバッと答えを言ってしまうと大体100時間くらいです。
人によりますが、一週間程度で取得できるくらいには楽な試験です。
上に1級と2級があることはご存知だと思いますが、さらにその上に「公認会計士試験」と「税理士試験」という大物が鎮座しています。
これらの上位資格に比べれば3級など朝飯前程度の難易度です。
学習範囲も狭く、商業簿記のみですからね。
そう思う人がいるかもしれません。
もちろん、賢い人も上の資格を取った人は言うでしょう。
しかし、実際に勉強してみればわかりますが、この資格は非常に楽ちんです。
理由として以下の3つができれば良いだけだからです。
①科目の意味を覚えれば良い
②お金が増えたか減ったか判断できれば良い
③文章に書かれていることで得したか損したかを判別できれば良い
これだけです。
ぶっちゃけ、仕訳さえできればこの試験は突破できます。
そして、その仕訳を作るために上記のことができる必要があります。
1つ1つ解説していきます。
スポンサーリンク
①科目の意味を覚えれば良い
まず1つめ。
これに関してはある意味当然のことですね。
科目の意味を知らないまま簿記を受けるというのは論外です。
あなたは英語の試験を受ける時に単語の勉強をせずに受験しますか?
そんな無謀なことをするはずがありませんよね。
それと同じようなものです。
簿記にはある程度の専門的な言葉が出てきます。
それゆえ、勉強していたかどうかがはっきりと点数に現れる残酷な試験です。
最初の問題などは勘でもなんとかなりますが、最後の大問レベルとなると太刀打ち不可能です。
問題文の意味をしっかりと理解しなければ高得点は不可能です。
だから、科目の意味を覚える必要があるんですね。
でも逆に言えば、その科目を覚えさえすればあとは簡単です。
その意味がわかれば仕訳は作れるんですから。
そこから先は暗記不要。
資産が借方、負債が貸方などは覚えなくても良いです。
時間の流れと理屈さえわかれば、この試験は論理的な思考で攻略可能です。
それで良いと思います。
②お金が増えたか減ったか判断できれば良い
私が提唱する解法は、あまり一般的なものではありません。
資産の科目である〇〇が増えたからこれは借方に……という解説はしません。
私は基本的にその取引でお金が増えるか減るかで仕訳を作っていくことを提唱しています。
具体的な方法については別記事で行いますが、根底の部分を理解すれば仕訳は問題なく作れるでしょう。
もちろん、それには各科目の意味を理解していることが大前提ではありますけど。
③文章に書かれていることで得したか損したかを判別できれば良い
これも非常に重要な判断能力です。
取引で損したか得をしたかで仕訳を作る場合があります。
お金が直接的に絡まない状況の時ですね。
ぶっちゃけ3級ではそれを使うことは少ないと思いますが、読解力という面でも意識してみるのも良いでしょう。
2級を目指す場合は損得によって仕訳を作ることもありますからね。
まとめ
最初に言った通り、簿記3級自体簡単な試験ですので、大体100時間前後で取れるでしょう。
学習初期に帳簿関連の知識を勉強すると飽きやすくなるので、仕訳を作る作業を学習していくのも良いと思います。
ぶっちゃけ私も最初の講義の時は寝かけてましたしね。
それでも仕訳さえできれば突破できる試験ですので、気負わずやっていけば大丈夫だと思います。
このサイトでも科目の解説と解法について記載していきますので、それも参考にしていただければ嬉しいです。
読んで頂きありがとうございました。